バレーボールはカバーしたり、カバーしてもらったりが多いスポーツです!サーブやスパイクを弾いてしまい、ボールが落ちる前に拾ってくれる救世主的存在!それがカバーができる選手。
どうやったらカバーが上手くなるのか、何かコツがあるのかをまとめました。この記事を読むとこんなことがわかります。
- カバーがうまい人はどこを見ているの?
- 足が速くないとカバーは無理ですよね?
- とっさに動けない人のための練習方法
- カバーするコツを掴めば失点が減る
バレーでカバーが上手くなるために!ボールの軌道を見て判断できるようになろう
まず最初に大切なことはカバーありきで守らないことです!自分の陣地にボールが来なかった場合だけカバーする能力を発揮させてください!
カバーすることばかり考えてて自分に来たボール取れなかった…ということは絶対にさけましょう。
自分たちのコートにボールが来るというのは相手が
- スパイクを打った
- サーブを打った
- ただ返すだけになったボール
この3つです。ただ返すだけになったボールは、こちらがレシーブをミスることはない(カバーに走ることもほぼない)と考えてカバーする能力は発揮させなくてOKです。
そうなると、カバーが必要なのは相手が『スパイクを打った』『サーブを打った』という2つになります。スパイクもサーブもボールの軌道が大事です。
拾うほうは軌道を読んでボールの落下地点に素早く動きます。
最初に触った仲間がもし弾いてしまったら…そこからがカバーする能力を発揮する出番です!
①ボールの軌道を見て自分のとこに来るか来ないかの判断する
まず打たれたボールの軌道で自分のところに来るか来ないかだけ判断します!ボールが自分の陣地にきたらちゃんとレシーブします。
主にカバーに動くのは最初に触るメンバーの前後や隣にいるメンバーになります。全員でボールを追いかけるとカバーのカバーになった場合に返球できなくなるかもしれません。
最初にボールに触ったメンバーから離れている場合はいつでも動ける状態を保ちつつその場で待機です。
②カバーに走るとしたらどのタイミング?
ボールを弾いてしまう可能性があるのは
- 強い(速い)ボール
- 回転がかかってるボール
この2つです!
例えば、強い(速い)ボールはオーバーで取ろうとすると弾かれる可能性が高いです。
もし仲間がオーバーで強いボールを取ろうとして弾いたら、ボールがきた延長線上に飛んでいくことが多いのでカバーに走るとしたら延長線上に向かいます。
- 相手がボール打った(隣のメンバーAさんのほうだ)
- 強い球だな、弾くかもな(少しAさんの近くへ寄っておこう)
- 弾いた!(走れーーーっ)
という流れです。
③ボールが行った方向へいきなりダッシュしない
いきなり最初からダッシュはかけずに、ボールが行った方向を確認した時点では軽く寄る感じ(でも足は止めないのがコツ!)で弾いた瞬間にダッシュです!
ダッシュの最初の1歩を速くするために足を止めない(軽く動いている)のがベストです。
足を止めない方法というのは人それぞれです。
- かかとをあげておく
- 少しだけ歩いて寄っていく
- 足や手はダラーっとしていないで、走り始める1歩目の体勢でいる
など足を止めないですぐ走れる準備をしておくのがベストです。
④障害物に激突するまで追わない
室内競技なので最後はどうしても壁があります。学校の体育館なら設置物や備品があるかもしれません。他に危ないのはネットの支柱です。
バレーボールを追いかけて何かにぶつかるまで追い続けるのはやめましょう。自分にもチームにも、もしかしたら長期間のダメージになるかもしれません。
元気に試合に行って、元気に帰ってくるのがスポーツをずっと楽しく続けるコツです!
初動が早ければバレーのカバーは間に合う可能性高い!
足が遅い人に朗報です!
バレーのカバーは足が遅いと間に合わないでしょ
って思ってるかた多いと思います。私も足が遅いので昔はずっとそう思ってました。
しかし、100%間に合うとは言えませんが、足が遅い人でもボールに追いつく可能性が上がる方法があることがわかったのです!
それは初動の動きです!最初の一歩です!目だけでボールを追っていて、身体はボーッと待ってたんじゃ間に合いません!
カバーに行かなきゃいけないとなってから動くのでは足が遅い人は全然間に合わないのです。カバーに間に合わせるには
- 足を速くする
- 初動を早くする
この2択しかないというのが足が遅すぎる私が導いた法則です。今から足を速くするのは難しいので最初の一歩を早くしてみようと考えるようになりました。
そうすると意識が変わって、拾えるボールが増えてきたのです!『あと1~2歩今までより早く先へ進めたらカバーできてたのに…』というボールに追いつくようになってきました。
1試合で何十回もカバーに走るようなことはありませんが、それでも弾いたボールを1球でも拾えるようになると、もったいない失点が減ります。
ラスト1点の差で勝敗がつくようなゲームなら、カバーで拾ったこの1点はすごく大事な意味のあるものになります!
バレーで観察力と想像力もつけるとカバーはしやすくなる!
『観察力って何を観察すればいいの?』『想像力はどういったことを想像するの?』と疑問に思いましたよね。お答えします!
観察力は自分のチームを観察することが大事
私たちは相手チームの観察はよくやってると思うのですが、自分の仲間の観察はどうでしょう?どんなチームも欠点や弱点があります!
例えば自分のチームでよく相手から狙われるメンバーっていませんか?
その相手チームと初めての対戦なら人を狙うってことは少ないかと思いますが、何度か対戦していたら特定の人を狙ってくることがあります。
逆に自分たちも同じようなことを相手チームを観察してやっているかもしれませんね。
特定のメンバーを狙ってくるならそれを逆手に取りましょう。狙ってくるところの周りをカバーする準備で守る感じです。
ターゲットがわかると逆にこちら側がチャンスです!
あの子のところにボール行くかもしれない!
と意識しておくだけでもカバーでとれる可能性はグッと上がります!
打ってきたボールの軌道を見て、狙われがちなメンバーのところへボールが行ったら前後、左右のメンバーはいつでもカバーにいけるようにしておきましょう。
想像力はカバーのあとを考えること
カバーに走ったメンバーは、ボールをあげたらすぐ自分の場所に戻ることです。想像力はここで発揮します。戻りが遅いと間違いなく相手はそこを狙ってきます。
実際カバーで走ってしまい自分の場所に戻ってこれなそうなのを見て、そこにボールを落とす…なんてことは試合でも見られます。
さらに想像力を働かせてみましょう。カバーから戻れない人がいる場合、周りのメンバーがその場所に移動して防御すべきです。
カバーに入った時点で相手は絶対その場所が空いてると思ってるので、良く見ずにボール落としてくる可能性が高いのです。
それに気づいて、周りのメンバーが拾ってくれたらチームは一気に盛り上がること間違いなし!
想像力を働かせると逆手にとることができて相手にもダメージ与えられます!
バレーのカバーが上達する練習方法はスリーメン
スリーメンというのはご存じでしょうか?呼び方が違うかもしれませんがレシーブ・トス・カバーを鍛える練習方法です。
まず4人でコートに入ります。そのうちの1人がレフトかライトの位置に立ってボールを他の3人に打ちます。
3人の誰かが拾って、他の誰かがトスやカバーして最初に打つ人にボールを返していくという流れになります。
3人でボールをつなぐので常に足を動かしています。周りのメンバーや最初に打つ人をなるべく動かさないようにするというのが目標です。
トスもうまくなるし、誰がレシーブしてトスをあげるかを一瞬で判断するので練習中は緊張感でピリピリでした!前後左右にボールを振られるのでかなり疲れます。
学生時代、スリーメンは5分という時間制限をつけてやっていました。このたった5分がすごく長くて終わると息もきれてて滝のような汗と疲労がハンパなかったです。
夏休みはOBの(怖い)先輩がたが来てボールを打ってくれる係をやってくれてました。強い球を打ってきたり、フェイントで前に落とされたりで容赦なくて泣きながらコート上を走り回ってました。
下記の記事はフェイントをあげるコツを書きました。1球でも多くボールを拾うために必読です!
バレー界カバーNo.1になるコツは?のまとめ
いかがでしたでしょうか?
- 判断力でボールの軌道を考える
- 観察力でチームの狙いどころを予測する
- 想像力でカバー後の守りを周りでカバーする
- カバーになる前から準備して初動で早く動くようにする
ということがわかってもらえたかと思います。バレーボールはカバーして拾えるとチームが盛り上がるだけでなく失点を抑えることができます!意識すればすこしずつ上達できるのが”カバー能力”なので1点を守るために、ぜひ習得していきましょう!
下記はレシーブの位置取りを完璧にマスターしたい人のために書いた記事です。レシーブの位置取りとカバーの能力がつけば防御力アップ間違いなしです!
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