ネーションズリーグで男子バレーは強豪フランスと決勝で戦いましたね!フランスは強豪国のひとつではありますが私は日本が勝つと予想をたててました。しかし惜しくも3ー1で負けてしまいました。
残念な結果ではありましたが銀メダル!すごいです!
6月22日(現地時間)にもフランスと対戦した日本はフルセットでフランス相手に勝利をおさめています!
相手に対して点が取れるところは徹底して攻めて、22日の時よりも、今回の決勝戦よりも日本が進化をし続けていないと、オリンピックを勝ち続けるなんて難しいことがわかりました!
パリオリンピックを見据えて、見どころと優勝への道筋を考察していきます!
髙橋健太郎選手のセンター戦が勝敗を決める!
髙橋健太郎選手は育休を取得した選手なので有名です!
髙橋健太郎選手の助走しない攻撃が超有効!
22日のフランス戦ではセンター攻撃が少なかったように感じませんでしたか?私はそう思ってまして何かの策略なのかな?と感じました。それはフランスも同様でサイド攻撃(レフトやライトからの攻撃)が多かったように思います。
優勝決定戦ではセンター攻撃が増えてくると予想していましたが、フランスはセンター攻撃はあまりしてこなかったですね。センター対決では日本のほうが勝っていると確信があります!
センターには髙橋健太郎選手がいます!彼のすごいところは助走なしのクイック攻撃の威力がハンパないところです!上半身と背筋を鍛えぬいての威力だと思います。
助走がないと腕を振り切る力やボールのスピードが落ちるはず…しかし髙橋健太郎選手は助走なしでもびくともしません!
助走なしの場合は相手のブロックも遅れるよね!
そこは関田誠大選手が上手く使いわけてくれるんだ!
関田誠大選手のトスワークで髙橋健太郎選手が生きてくると考えます!
髙橋健太郎選手の”絶対ブロックに飛ぶ”がチームを救う
髙橋健太郎選手は相手のスパイクに出遅れてしまったとしてもブロックに飛びます!背の高さもあって少し遅れてもワンタッチがとれる可能性が大きいです。
ブロックでドシャット(完璧にスパイクをとめたという意味)するのだけがブロックの役割ではないということが髙橋健太郎選手を見ていると思います。
『遅れても絶対飛んでくる』という相手へのプレッシャーが伝わってくるようです。ワンタッチして味方が拾えば攻撃の形を作って1点をとりにいけます!ドシャットだけがブロックのおもしろさや醍醐味ではないというわけですね!
このワンタッチひとつがゆくゆくはチームを救うと確信があります!それぐらい価値のあるブロックなので相手のトス回しに振り回されると思いますがブロックには絶対飛んでほしいです!
宮浦健人選手のアンテナギリギリのストレートで得点を量産
宮浦健人選手は相手の心理から推測するに、どうしてもクロス方向(スパイクを斜めに打つ方向)をブロックしたくなります!
理由のひとつに超インナー(鋭角すぎるクロス)に打たれるのを警戒しているから当然のことだと考えられます。超インナーはブロックで止めないと、抜けた先にレシーバーってなかなかいない位置なんです。
宮浦健斗選手は超インナーに打つのが上手なのでブロッカーはどうしてもクロス方向を守りたくなります。クロスが調子いいとか、クロス方向のスパイクが決まりやすいとか情報があると尚更クロスを封じたくなる心境なのわかります!
とは言えストレートががら空きというわけではなく、ブロックに飛んでいる選手とアンテナの間はボール約1~2個分というところでしょう。宮浦健斗選手、この隙間をストレートに打ってくるわけです。
クロスがブロックで塞がれているからストレートに…という単純な考えではなく、ストレートも得意な選手なんです!クロスとストレート、ブロックが例えば1人だったらどちらかに当たりをつけて飛ぶしかないです(もしくはブロックで飛んで空中で両手をY字のように広げて守る)
レシーバーがストレートを守っていても、そう簡単には取れないほどの威力です。Y字で飛んで、運よく片手に当たったぐらいじゃ止めれません。宮浦健斗選手の前ではブロックは完全に後手になってしまいます。
22日のフランス戦ではこの攻撃が上手くいったので、フランスも対策し向かってくるとは思いますが今回もどんどん使ってもらいたい攻撃です!たとえブロックで止められたとしても”こんな攻撃もあるぞ”と相手チームに思わせてほしいのです。終盤でラリーが続いた場合に効果的に効いてくるでしょう!
石川祐希選手&関田誠大選手のツーバックアタックは最強!
単純に自分がツーバックアタックに憧れているというのが大きいです!相手からのボールが関田誠大選手に返ってきた場合が大チャンスです!もう期待しまくって観てしまいます!
22日はそのツーバックアタックでフランスのブロック3人が誰ひとり、ブロックに飛ぶことができなかったのです!プロの選手たちなのにブロックが1人も飛べないというのは実際あまり見たことがないぐらいすごいことです!それだけ予測を上回る珍しいプレイなのできっとまだ有効です!
対策が講じられて、頭でわかっててもまだ練習時間が全然足りてないと考えられるので優勝決定戦でぜひ観たいプレイのひとつでした!その思いが見事に通じたのか1度やってくれたのです!
大塚達宜選手と甲斐優斗選手のレフト戦進化がカギ
2人ともまだ初々しさの残る若い選手です。しかし『やってやるぞ!』という気迫が試合のたびに感じられて大声で応援したくなります。『思いっきり打ってくる!』と思わせといてからのフェイント攻撃は有効です!
準決勝のスロベニア戦でプレイ中に2枚ブロックをかわしての柔らかいフェイントはフランス相手に十分に通用することでしょう!
フランスのブロッカーもブロックしに飛んで、寸前で手をさげてワンタッチのアウトを阻止する動きをしてきます。
大塚選手や甲斐選手も頭を使ったレフトから打つ強いスパイクの持ち主です!お互い腹の探り合いになるかと考えられますが、パワー以外の心理戦でも負けずにくらいついてほしいです!
西田有志選手のサーブで点がとれないわけがない!
それほどみんな西田有志選手のサーブの得点を願ってるわけです。
車より速いサーブを打てるなんて本当にすごい!
バレーボールをやってる人から見ると憧れのかたまりです!
たとえ劣勢であっても、あと1点のマッチポイントでも躊躇なく強烈なサーブを打てるのが西田有志選手の強さであると感じます。
サーブだけは唯一ひとりで得点可能なプレイなので、仲間の全信頼を正面から受けて打つサーブが決まらないわけない!
サーブが回ってくるとサービスエースの期待値が止まらないし、どうにか連携をくずして日本に流れが来て止まらなくなるようなサーブが観たいです!
日本のバレーがフランスに勝つためには?のまとめ
いかがですか?次は日本が勝てるような気がしませんか?勝てる要素がいっぱいあるので、苦しい場面が何度来ても1点1点積み重ねて乗り切ってもらいたいです!
パリオリンピックはフランスからすれば自国開催なのでそれだけでも有利です!応援はフランスの声しか聞こえない恐れもあります。しかもヌガペト選手も復活してくるはずです!
日本も高橋藍選手が満を持して出場すると信じてます!お互いに打ち合い、拾いあいのバレーが繰り広げられることが予想されます。パリオリンピックも、オリンピック前の成長も楽しみですね!
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