パリオリンピック、男子バレーの第2戦目はアルゼンチンと対戦します!
日本時間7月31日(水)20時~です!第1戦のドイツ戦といい、見やすい時間帯で本当にお礼を言いたいですね!NHKが放送してくれるようです!
アルゼンチンとは5月22日、2024ネーションズリーグで戦ったばかりです!3-1で日本が勝利したものの、どのセットも得点が僅差だったので簡単には勝たせてくれなさそうです!
この強豪アルゼンチンと戦った場合の有効的な勝ち方を考えてみたのでご紹介しますね!
オリンピックではアルゼンチンに対して速さが最大の攻略方法になる
ネーションズリーグを観てて、
アルゼンチンは基本に忠実なチームなんだね!
どちらかというと守備重視なのかな
と感じました。特に注目はアルゼンチンのブロックです!
- ブロックは最低でも2人飛ぶ!間に合えば3人飛ぶ
- ブロックする時は仲間との間を空けない、まっすぐ上に飛ぶ
関田誠大選手のレフトやライトのオープントスに、アルゼンチンのブロックは遅れることなくしっかり飛んできます!
しかもブロックに走ってきて身体がななめになった状態ではなく、ちゃんとまっすぐ上に飛んできます。
まっすぐ上に飛ぶことで高さで勝負することができるわけです。ドイツ戦のように遅れたブロックだと相手の手の平にあててブロックアウトを狙えたりしますが、それは難しくなります。
オリンピック第1戦のドイツとの試合を考察した記事はこちらです!
では日本はどう戦うのがベストなのか?それは速攻!クイックです!
レフトやライトのオープントスのブロックがアルゼンチンは得意な反面、日本の速い攻撃にはブロックが間に合わなかったり、ブロックが1人になったりしています。
センターへのトスはアルゼンチンが3人ブロックにつく可能性ありますが、序盤はセンターの山内晶大選手や髙橋健太郎選手の速攻が効くと思われます!
センターがひとり時間差(タイミングをずらして打つ)というプレイもありますが、わずかな時間差でブロックが追いついてしまう可能性があるので時間差よりはクイックのほうが決定率高いと考えられます!
センターからの攻撃を増やすと、レフトやライト(サイドとも言う)にトスが上がった時のブロックの到着がだんだん遅くなるはずです。サイドのブロックを遅らせるために、クイックはAかCがベストだと思います!
クイックのAはセッターの正面、Cはセッターのすぐ後ろの速攻のことだよ!
どちらの速攻もセッターのすぐ隣で打つのよね!
速攻すぎてトスをあげたセッターの手をボールと一緒にスパイカーが打ってしまうこともありました。それぐらいセッターとスパイカーの距離は近いのです!
なるべく真ん中でセンター攻撃を多めにやれば、サイドのセットアップ(トス)にはブロッカーが1歩遅れたり間に合わない可能性も出てくるので序盤はどんどんセンターを使っていきましょう!
速攻にブロックが合い始めてきたらサイドへのオープントスか、後衛のセンターからのバックアタックも効果が高いと思います!
ネーションズリーグから想像すると、中盤からはレフトの甲斐優斗選手やライトの西田有志選手の攻撃が機能してくると考えられます。
とにかくブロックの的を絞らせないことが大事です!的が絞れないとブロックに飛ぶ人数が減らせたり、ブロックに間に合わず、未完成なままブロックに飛ぶことになります。そうなってくると得点できる可能性が増えてきます!
心理戦となってきますがトス、スパイク、ブロックの腹の探り合いって楽しいです!私はアタッカーでしたし、3ヶ月ほどですがセッターも経験してます!自分のセットアップ(トス)でアタッカーからブロッカーを引き離すことを考えながらトス回しするの楽しかった記憶があります!
オリンピックはネーションズリーグでいなかった選手に期待
ネーションズリーグでは石川祐希選手と高橋藍選手が不在でした。それでも3-1で勝てたのでオリンピックにこの2人が入ってくるとまた面白い展開になるのではないかと思うのです!
守りのアルゼンチンに対して攻めの日本だね!
基本に忠実なアルゼンチンと予想できない攻撃をしてくる日本とも言えるね!
そんな構図が浮かびます。
日本の”予想できない攻撃”とはフェイクセットです!有名なのは2球目で石川祐希選手が打つと見せかけて直前でトスに切り替え、レフトの高橋藍選手やライトの西田有志選手が打ってくるという難しい技です!
フェイクセットの詳しい記事はこちらです!
今一番おもしろい攻撃なんです!
当然、2球目の石川祐希選手に相手ブロックが飛んでしまうので3球目はノーブロック状態。観てるほうもテンションが上がるプレイなんです!
ボールが上がった位置やタイミングが合わないとフェイクセットのチャンスが来ません!フェイクセットは試合中何回も観れるプレイではないので相手からしたらブロックの予想がつきづらいと思います。
そのことをふまえて、アルゼンチン戦ではフェイクセットをする・しない場面を作るというのも有効な気がします。やはりキーマンは石川祐希選手です!
石川祐希選手は技術だけではなく”何か新しいことをしてくれる”という期待感がものすごくあるので、海外でも人気があるのが理解できます。
勝つためにはアルゼンチン戦でリベロの働きが重要になる
前回の東京オリンピックではアルゼンチンは3位決定戦で世界ランキング1位のブラジルと戦ってフルセットの末に勝っています。
どうして強豪ブラジルに当時世界ランキング6位だったアルゼンチンが勝てたかというと、理由のひとつに『リベロを狙わない』というのがあったように感じました。
リベロは守備の要です!防御力ナンバーワンの絶対的守護神です!ブラジルのリベロに仕事をさせなかったのが勝てた要因のひとつかなと思いました。
このことがあってアルゼンチンはどちらかというと防御のチームがゆえに、相手の防御を機能させない能力に長けているような気がします。
日本のリベロ、山本智大選手はネーションズリーグでもベストリベロ賞に選ばれています。
ここは絶対にアルゼンチンは警戒しているはずです!山本智大選手はただ守るだけじゃなく、ちゃんと攻撃につながる”守り”をしてくれる選手です!
自分の守備体勢が崩れても、セッターの関田誠大選手がいいトスをあげれるようにボールを拾うことができる『スーパーリベロ』です。滑り込んでも目線はボールから離しません!またすぐボールは来るので早く立ち上がり守備に戻ります!
全世界から注目されて警戒されるのはもうしょうがないのです。さらに上をゆく山本智大選手に期待しています!そしてお互いを高めあえる、相方の小川智大選手にも期待大です!
山本智大選手のような防御の要になりたいかた必見の記事はこちらです!
オリンピック男子バレーがアルゼンチンに勝つには?のまとめ
いかがでしたでしょうか。アルゼンチンも強豪ですが試合を観るのが楽しみになってきませんか?
- アルゼンチンのブロックを間に合わせない速い攻撃が有効!
- 石川祐希選手と高橋藍選手のコンビバレーに期待!
- リベロ山本智大選手の防御力が勝利のカギ
アルゼンチンに勝っていい流れで第3戦のアメリカに臨みたいですね!
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