バレーをやっていて
トス(セットアップ)がうまくなりたい!
と思ったことありませんか?誰でも一度は考えるバレーあるあるだと思います。
トスが上達するために大事なことはいろいろありますが、一番は『目線』です!仲間の位置確認のためや相手コートを見るなど目線からの情報は超重要です。
この記事を読むとこんなことがわかります。
- 仲間を見てトスを正確に上げる方法
- 見ようとしないで”視界に入れる”感覚のつかみ方
- 敵を操るフェイク目線
トスがうまくなるとスパイカーも打ちやすくなり、結果点数をとりやすくなります。この記事を読んでセットアップが得意になってほしいです。
トスする時の目線って難しい?
バレー中、スパイカーを見ながらトスを上げることができたら、スパイカーがとっても打ちやすいナイストス上げれると思いませんか?
でも、そうわかっていてもこんな悩みがでてきてしまいます。
スパイカー見るとボールを一瞬見失ってトスをミスってしまうの
ボールを目線で追うのにどうやったらスパイカー見れるの?。
きっとみなさんはボールを見るかスパイカーを見るかの2択で考えちゃってますね!それで片方見ると片方見れない…って困ってしまってるんだと思います。
でも大丈夫です!バレーのセットアップ中は目線の意識を変えることでトスが劇的に上達します。
見るではなく”視界に入れる”目線の感覚をマスターする
これは高校生の時に部活で習いました。そして今でもバレーの時に活用できてるので一度できるようになるとずっと使える技になりますよ!
視界に入れるとは?
まずはボールを使わずに練習してみましょう。自分の前に腕を伸ばしてみましょう。小学生の頃にみんなで整列するときの『手を前にならえ!』です。
片手でいいので手を前に出してみます。そして手のひらはグーにでもしときましょう。
グーを見てください。グー見えますよね?そして見えるのはグーだけですか?
グーの後ろの背景だったり、グーをした向こう側にペットが横切ったりと、グー以外目に入っていませんか?では再度グーを見つつ後ろの背景が見えますか?みなさん見えていると思います!
鏡に向かってグーを突き出したら、グーと一緒に鏡の中の自分も見えますよね?
見えた!
スパイカーを見る感覚ってこうゆうことなんです!ボールの向こう側にいるスパイカーを目に入れるということです!
本来なら見えているはずなのに自らシャットアウトしてボールしか見えなくなっているように感じているだけです。
瞬時に判断しトスをあげなければならないので、意識して視界に入れる練習してましょう。
慣れてくるとスパイカーとボール、アンテナ、ネット、相手のブロッカーも視界に入れることできるようになるよ!
相手のブロッカーが視界に入るようになったらもう上級者です!ブロッカーが見えればトスをどこにあげればブロックにつかまらないかと判断がつくからです。
スパイカーはいつボールがくるかわからないのでいつでも自分がスパイクを打つように助走に入ってほしいですね。
見るではなく”視界に入れる”感覚の実践
意識してボールの向こう側(スパイカー)を視界に入れてみましょう。あごを上げてしまうとボールと天井しか見えなくなります。
できるだけあごは上げず目だけ上目遣いにするとボールと一緒にスパイカーが見えるようになります。さらに膝を少し曲げるとスパイカーの上半身ぐらいまでは見えてきます。
実際どれぐらいスパイカーが見えるかというと、表情まではわかりませんが、シルエットは完璧に見えます。
たまに髪型や髪色、Tシャツの色が似ている人同士が近いと間違えてトスをあげてしまいます。手を振ってるとかバンザイしてるとかそうゆう上半身の大きな動きは見えます。それで充分です。
スパイカーを確認するのは一瞬で大丈夫です。あの位置からこうやって走ってきて打つんだな、そうしたらトスはこの辺に上げればいいんだと判断できるようになります。
セットアップの時どのタイミングで相手を見る?
まずは相手のセッターとアタッカーがどこのポジションにいるのかはサーブが始まる前に確認しておきます。そして頭の中でプレーをイメージしておきます。
サーブで狙いたい場所はここだ!この記事を読むとサービスエース狙えます↓
レシーバーがあげたボールを見つつ相手コートを視界にいれる
こちら側のサーブだったら相手コートを注視してますが、逆にむこう側のサーブだった場合はどうでしょう?まずは相手コートにずっと背中を向けててはいけません。
理由は相手の守りが目に入らないからだね!
自分のチームのレシーバーがあげたボールの落下地点に向けて動きながら誰に打たせるかを考えて、目線はボールを見つつスパイカーを視野に入れ、体をスパイカー側に向けます。
この”体をスパイカー側に向けた”時にボールの動きと一緒に相手コートを目に入れることをします。でもこれはほとんど相手コート見えないと思います。
私もそうでしたが前衛の2人ぐらいまでしか目に入れれないんです。これは完璧じゃなくて大丈夫です!
トスする時は自分のスパイカー優先!ついでに相手のブロックをみる
ボールをトス(セットアップ)する時はボールの向こう側のスパイカーを目に入れるようにしてみましょう!それが一番大事です。
相手のブロックも見たいと欲ばると自分のスパイカーがおろそかになるので気をつけてください。いろいろ見たくなるけど自分のスパイカーをいいトスで打たせることが一番大事だということを忘れないようにしてください。
バレーのトスでフェイク(だまし)を作る際の注意事項
フェイクできるようになると点が取れる確率があがります!
目線で駆け引きして1点を取っていこう
相手が強豪ほど敵の目線を読んでます。逆に読まれてるのをわかってわざと目線を向けたり、目線とは逆方向へ打ってみたりと、バレーは読んだり読まれたりするスポーツです!
目線で探すのは相手の守備位置だったり、相手コートの穴(守りがいなくて空いているところ)だったりします。
見てるのをわかって、わざと空けておくこともできます。そこにボールがくれば大チャンス!絶対この”目線の駆け引きに勝った1点”をものにしましょう。
ブロックされる時
指先を狙ってブロックアウトをとろう!
というのが目線で読まれてしまうと、ブロックの手がスッと下げられることもあります。そうなるともともと指先狙ってたので特大アウトになります。
ブロッカーは飛んでるときでも冷静にスパーカーの目線をみているということがわかります。
ほんの一瞬なのに目線の駆け引きって面白いね!
トスする時は身体の向きでもフェイントをしてみる
トスを上げる際は、視線だけでなく身体全体の姿勢も重要です。相手ブロックを惑わすために、目線や身体の向きでフェイントをかけることもあります。
つまり、セッターはボールを見つつ、アタッカーや相手ブロックの位置を視界に入れながら、瞬時に最善の判断を下してトスをしています。
いいトスは目線で決まる!セットアップが上達する方法のまとめ
バレーは目線が大事なのでトス練習の時からボールの向こう側を視野に入れるように目線の訓練するのがいいと思います。
試合になると緊張してしまい、通常よりもトスが安定せず視野が狭くなることもあります。そのことも考えて練習からできるようになってほしいです。
もしバレーの試合中
スパイカーが見えなくなった・・・。
と感じたらそれは緊張してるんだと思い出してくださいね。決してトスが下手になったわけではないです。
試合という緊張からいつもできることができなくなってしまうよくある現象です。焦らず『視野を広げて広げて…』と思っていればボールの向こうのスパイカーが絶対見えてくるはずです!
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