バレーのラリー続けるコツ3つ!持久戦を制す攻略法は相手のミスを待つこと

バレーでラリーを制す3つのコツとは?と書いてある写真 実践編

バレーボールで強いチームってどんなチームだと思いますか?

  • 強烈なスパイクが目立つ(攻撃型)
  • どんなボールもあげる守備力が高い(防御型)
  • サーブで相手のレシーブを乱しブロックでしとめる(頭脳型)

こんな感じでしょうか。実はこれらに並ぶ強さを持った型がもうひとつあります!

『長時間のラリーを必ず制す(持久型)』

自分のチームはどれが近いでしょうか?私は学生時代に”攻撃型”なチームにいましたが、現在は”攻撃型と防御型”の半々なチームかなと思います。

今も昔も対戦相手が”持久型”だと戦うのがきつかったことを思い出します。

今回は”持久型”の特徴を知って、対戦しても勝つためのコツを手に入れる記事を書きます!

バレーでラリーが得意な持久型は相手のミスを待っている

革バレーのように25点先取の場合、持久型なチームと戦うと試合時間が長くなります。ゴムバレーのように試合時間が決まってる場合だと点差がほとんどない状況に持ちこまれます。

持久型のチームの最大の特徴は『時間をかけてラリーをし、相手のミスを待つ』です。相手チームが持久型だと気づくのは試合が結構進んでからなんです。

最初から基礎を守る淡々としたバレーを仕掛けてきます。スパイク1発で点を取ろうと思ってなくて、それよりもミスをしないことを重要視してるようなチームの雰囲気です。

この”淡々とした空気”に飲まれるとスパイクをネットにかけたり、アウトしてしまったり、いわゆる”自滅”させられます。

どうも自分たちのバレーボールがやりづらい試合運びになってしまうのです。『あれ?こんなはずじゃなかったのになぁ』と必要以上に考えすぎてしまい、ますます深みから抜け出せない状況になります。

ここまでくるとラリー大好き持久型のみなさんの思うつぼ!ほとんどのチームは攻撃型か防御型の対策が多いですよね。持久戦を制す練習なんてしてないチームが多いです。

ある意味ぶっつけ本番でコーチも『とにかくつなげー!』『落とすなー!』とバレーボールをやってれば当たり前のことしか言いません。

そしてこちら側はだんだんと『あ~もう落ちないなぁ』とイライラして1発で決めたくなってくるわけです!

余計な力が入りすぎて思いっきりネットに引っかけてしまったり、わかりやすいアウトにしてしまったりといいことなし。

これがラリー大好き持久型の戦略です!

ラリーを続けるための練習で守備力強化のコツとは

持久型のチームの特徴もうひとつは『ひらすらつなぐ』です。相手のミスをひたすら待って、自分たちは確実につなぐだけ。攻守もそつなく上手いのです。

練習の割合はスパイクなどの攻撃4に対してレシーブなどの防御が6といった感じです。

  • レセプション(サーブカット)
  • ディグ(スパイクカット)
  • ブロック
  • 2段トス

守備力を重視した練習が多いです。相手からすると打っても打っても取られるという気持ちになります。

ラリーを続けて1点にこだわるバレーを目指すのが持久型

試合中に監督やコーチ、先輩から『自分たちで1点取っていこう!』という声かけをされたかた多いと思います!

『相手のミス待つぞ!』とはなかなか言わないと思いますが、持久型のチームはそういう心づもりなんだと感じます。

自分たちで取る1点も、相手がミスった1点も同じように自分たちに点が入ります。チャンスがあれば自分たちで取っていく、そうじゃない時は持久戦で相手のミスを待つスタンスなのです。

ラリーが長引くと、だんだんいつも思わないことを思ってしまったり、視野が狭くなります。

例えば『ミスりたくないからボールこないで』とか、視野が狭くなり相手ブロッカーが何人飛んできてるのかすら見えなくなってしまいます。

一度マイナス感情を持ったり、視野を狭めてしまうとなかなか元に戻らないものです。

バレーでラリー大好き持久型のチームの攻略方法は時間を味方にしてチャンスを待つこと!

学生時代は勝ちあがっていくとラリーが得意な持久型のチームと対戦することが多々ありました。

今はゴムバレーをやってて、年に1度の千葉市の家庭バレーボール大会は30分の耐久レースなんです!

男性のジャンプ禁止のルールや鋭角な攻撃は反則とられるので必然的にガマン大会という持久戦なんです。

下記は千葉市家庭バレーボール大会のことを書いた記事です。合わせて読んでみてください。

千葉市ゴムバレーの大会を紹介。ジャンプの有無関係なしの大迫力!
ゴムバレーも千葉市の大会が2023年6月に開催され、続々と各チームが大会を主催しているようです。この記事ではジャンプなしの大会とジャンプありの大会の両方の体験談をお伝えします!これを読むとゴムバレーの試合に出たくなりますよ!

ラリーが得意な持久型の記事を読むと

この戦略が最強だね!

と思ったかたもいるかもしれません。

いやいや、それでもうちは攻撃型チームとして勝ちますよ!

ってかたも絶対いますよね!

試合であたっても自分たちのチームが負けるわけにはいかないので持久型チームの対処方法を書きます!

私は持久型チームに負けたことも勝ったこともあるので、この対処方法をぜひ自分のチームの参考にしてみてください。

攻撃のテンポをどんどん変える

レフトやライトのオープンなセットアップが多いチームだったら、センターからの攻撃を入れてみたり、クイックをはさんだりして攻撃のテンポを変えていきます!

持久型のチームに考える時間を与えないのが理想です。相手のフォーメーションを崩す意味でも攻撃のバリエーションをどんどん使っていくのが効果的です!

勝つためにはまだ練習中の攻撃パターンも使ってみるのもアリです!完成してなくて1点取られるかもしれないけど、相手に『この攻撃もあるのか』と思わせたら勝ちです。

まだ練習中なのに、このあと警戒してくれれば1点あげてもこちら側が結果的にプラスです。

オープントスがいいと他の攻撃も相手に効きます!オープントスの記事を書いたのでこちらもチェックしてみてください!

オープントスがうまくなるには?セッターの動きとイメージを解説
バレーボールをやっていると『いいトスをあげたい』とか『アタッカーがうちやすいトスってどういうの?』と思ったことありませんか?セッターもアタッカーも経験したのでどうゆうトスがいいのかが両方の目線で語れます!全員がいいトスをあげれるのが目標!

メンバー交代とタイムは超効果的

プレイ以外で流れを変えれるかもしれないのが『メンバー交代』と『タイム』です。持久型チームは流れを中断されることを嫌います。

こちら側が劣勢なら早めに使うのがいいです。『メンバー交代』と『タイム』どちらも最大回数使っていきましょう!

タイムの注意点は相手のサーブの前に使ってくださいね。バレーやってて経験あると思いますが、タイムが終わったあとのサーブは少しだけ緊張するので、そこでサーブミスしてくれたらラッキーです!

持久型チームに対して落ち着くことが一番大事

ラリーが続くと『持久型チームの流れに乗せられてる?』と一瞬頭をかすめてしまうかもしれません。

ラリーが続くってことは自分のチームもちゃんとつないでいるんだということを忘れないでください!その時点で自分達もかなりの”持久型チーム”なんです!

1点取られた場合でもあせるのは良くないです。自分たちで1点取るか、相手が1点ミスればいいのです。

2通りの点の取り方があるってことを忘れなければ、今できる一番大事なことは『落ち着くこと』です。

短気を起こさないでガマンしてチャンスを待つ

なかなか点数が動かないとどうしても『1点欲しい!』と考えてしまいます。点を取りにいく姿勢は大事です!ただどんなボールでも打つというのはちょっと違います。

もしあまりいいトスとは言えないボールがあがってきたら1点決めにいくのは間違いです。ベストなトスではないのに打つと、ミスして1点失う可能性のほうが高いからです。

いいトスがあがってこなかったらラリー覚悟で確実に返球していくのがベストです。ラリー中にまたいいトスがあがってきた時に勝負しましょう!

バレーのラリー続けるコツ3つのまとめ

いかがでしたでしょうか?ラリーが得意な持久型のチームの特徴と考え方がわかっていただけたかと思います。

  • ラリー中は相手のミスを待つ
  • 守備力強化しててつなぐことにこだわっている
  • 自分たちで取る1点も、相手がミスった1点も同じだという考え

対処方法は攻撃のテンポを変えたり、積極的にメンバー交代やタイムを使って試合時間をスムーズにさせない。あとは落ち着いてチャンスを待つことです。

持久型のチームと対戦しても負けないように対策して、1つでも多い勝利を目指しましょう!

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